2歳0ヶ月、まだ話せない理由を発達相談員さんに相談しました
こんにちは、食たまです。
昨日、2歳になっても話せない息子が受けた発達検査についてご紹介しました。
今日は、そのとき検査をしてくださった発達相談員に相談した内容をご紹介したいと思います。
相談した内容は、言葉を発するのが遅くなってしまった原因として、心当たりがある下の4つです。
- 慎重な性格
- ベヒーサインを使う
- 保育園に通っていない
- 幼児語を使わない
1つずつ説明したいと思います。
慎重な性格
これは、検査中に相談員さんにも見抜かれたほどで、0歳の頃からの根っからの慎重派です。
慎重派エピソード
10ヶ月になった頃、一度も行ったことのない遊び場へ連れていったときのことです。
そこには小さな滑り台があり、周りの子が楽しそうに遊んでいました。
息子は、滑り台を見たのが初めてというわけではありませんでしたが、初めて興味を持ったようでした。
当時の息子の身体能力をもってすれば、できない遊びではありませんでした。
それでも、じっと滑り台を見つめるだけで、暫く動きません。
お友だちがいなくなり、滑り台が空いてもまだ動きません。
そして意を決して近づいたと思いきや、先ずは観察です。
触れるところは触りながら滑り台を一周しました。
そして、階段に手をかけ、上るのかと思いきや、また暫く観察。
私には想像もつきませんが、彼にはいろいろと考えることがあるのでしょう。
結局、その脇から、お友だちがスタスタと上っていき、その子に譲ってしまい、その日息子が滑り台を滑ることはありませんでした。
慎重派の言葉の練習風景
そんな息子は、やはり話すのも慎重。
乗り物が好きで、救急車のサイレンを真似したいみたいですが、出てるか出てないかわからないような声で練習しています。
それを聞き付けて褒めると、逆に止めてしまったりします。
聞かれたのが恥ずかしいんでしょうか。
小さな子でも、いろいろ考えて頑張って生きてるんですね。
相談員さんのアドバイス
やはり、慎重な性格の子は、自分の中で100点の自信がないと言葉を発しない傾向があるそうで、その分言葉を発する時期は遅れてしまうそうです。
対応策としては、
「よく褒める」
だそうです。
褒めることで、自信が持てて、発言の量が多くなるそうです。
ベビーサインを使う
ベビーサインとは
赤ちゃん用の手話です。
話すよりも赤ちゃんには簡単で、まだ話せない小さな頃からコミュニケーションがとれるとされているツールです。
詳しくは、日本ベビーサイン協会のHPをご覧ください。
ベビーサインの最初は本から学びました
私は、近所の図書館で本を借り、何となく教え方といくつかのサインを勉強しました。
私が参考にした本は、下記のようなものです。
- 赤ちゃんとおしゃべりできる!ベビーサイン
- 親子で楽しむベビーサイン
著者の子育て経験に基づいて、基本的な「ベビーサインとは何か」ということから、教え方、メリット、サイン例まで、本当に全てが載っている本です。
ベビーサインは、アメリカ手話式と日本手話式と2タイプ載ってます。
- ベビーサイン グーとパーだけで赤ちゃんと会話
こちらは、ベビーサイン例が中心です。
ベビーサインは、表紙の二人がやっている様子が可愛いイラストで描かれています。
こちらは日本手話式をベースに、独自のサインを掲載しています。
汎用性は低いですが、実践しやすいというメリットが大きく、結局私はこれを1番参考にしたと思います。
息子とベビーサイン
息子には5ヶ月後半から教え始めました。
最初は
- おっぱい
- ごちそうさま
- 待ってて
- だめ
- 美味しい
- おむつ換え
- お風呂
- お出掛け
などから始めました。
息子が始めて使ったのは、
9ヶ月の時
美味しい
というベビーサインでした。
そこから徐々に増え、1歳を過ぎた頃から急増し、電車や車などの一般的な単語だけでなく、パワーショベルやホイールローダーといった、ちょっとマニアックなサインも作って使っています。
1歳4ヶ月時点で30個以上、
2歳0ヶ月現在は80個以上
使いこなすことができ、最近は、ベビーサインで文章を組んできたりします。
「僕が母ちゃんとお風呂(に行く)」など。
そのお陰で、発話しなくてもそれほど不自由ではないのかもしれません。
相談員さんのアドバイス
バビーサインは悪いことではない。
コミュニケーションをとるということを理解できるし、それに興味を持つこともできる。
自分から発信できるということは、良いこと。
止めることはない。
ただ、見て真似することに興味が片寄り、音に対して興味が少なくなっているかもしれない。
真似したくなるような面白い擬音語、擬態語を子供と一緒に楽しんでみるのが効果的かもしれない。
保育園に通っていない
我が家は、夫が時間的に自由度の高い在宅の自営業であるため、私が会社に行っている間は夫が育児をしており、保育園に通っていません。
そのため、保育園っ子と比較すると、子供と接する機会が圧倒的に少なく、同世代から受ける刺激がありません。
また、大人も私たち親が基本的には常に一緒にいるので、理解してもらえて当たり前、構ってもらえて当たり前の世界です。
先述のベビーサインも、本で調べて始めましたが、結局は息子がやり易い動き、息子の興味のあることに片寄り、我が家独自のものばかりで、家を出たら誰にも通じません。
これでは、社会のルールに則って、自ら発信する力はなかなか養われないのではないかと考えてしまいます。
相談員さんのアドバイス
保育園に行く、行かないで言葉を発する時期が早まったり遅れたりするということはない。
まだお友だちと遊ぶ年齢でもないので、お友だちの影響もそんなに大きくはないが、
やはり同世代の子がには興味を示し、何をしているか観察したりはするので、同世代のいる環境は刺激になる。
また、家にいるより、保育園は遊びの種類が多い、遊びの規模が大きいというメリットもある。
しかし、保育園はどうしても面倒をみてくれる大人が少ないので話しかけられる回数は少ない。
親が1対1で面倒をみる方が話しかけられることが多く、それは良いこと。
対策としては、
- 子供の遊び場に連れていく
- 2歳半ごろになったら、サークル活動等に参加する(名前を覚えるお友だちができる場所)
- たくさん話しかける
幼児語を使わない
我が家は、ほとんど幼児語を使いません。
ママと呼ばれるのも恥ずかしく、「父ちゃん、母ちゃん」で教えています。
幼児語知らなすぎる
1歳6ヶ月検診のときに、息子に絵を見せた検査員さんが言った
「ワンワンはどれかな?」
にポカンとしていた息子に
「犬さんどこかな?」
と聞き直したら、正しく答えられました。
もっと酷いのが、並べた積み木を前に、検査員さんが
「ナイナイできるかな?」
息子はまたしてもぽかーん。
そこで、私が
「あのー、すみません、ナイナイってなんですか?」
検査員さんが
「・・・あ、お片付けできるかな?」
これで、息子もちゃんとお片付けができました。
そうなのです、私たち夫婦が幼児語を知らなすぎるのです。
でも、絵本にもワンワン、ブーブーではなく、いぬさん、じどうしゃと出てきます。
そして、ベビーサインのように全く知らなければ勉強しようとも思いますが、犬、自動車という単語を知っているので、勉強しなきゃという気も起きませんでした。
皆さんどこでその知識を身に付けているんですか?
息子が発するオノマトペ
ちなみに息子は現在少しオノマトペ(擬音語、擬態語)を話します。
- ピーピーピー(車のバックの音)
- ウイーン、ザザー(パワーショベルの音)
- ウーウー(消防車のサイレン)
- モー(牛の鳴き声)
- メー(羊の鳴き声)
- ガオー(ライオンの鳴き声)
- イェーイ(これは感嘆詞ですが)
簡単な音の組み合わせや、長音1つだけとかはやはり話しやすいみたいです。
幼児語を使っていれば。。。と思います。
相談員さんのアドバイス
幼児語はやはり聞き取りやすく言いやすい。
言葉への関心を持ちやすい。
とっつきやすいので、より未熟なときから使える可能性がある。
しかし、使わなかったことが、長期的にみて悪影響することはない。
幼児語を身に付ける方法としては、
幼児番組を見る、幼児サークルに参加する、おじいちゃん・おばあちゃんと話す
などが有効だそうです。
おわりに
息子の発話が遅れている原因について、心当たりのあることを発達相談員さんに相談してみました。
- 慎重な性格
- ベヒーサインを使う
- 保育園に通っていない
- 幼児語を使わない
これらが、遅れを招いたとはもちろん断言できませんし、どうしようもないこともあります。
また、全ては一長一短です。
ただ、もう少し子供の集まる場所やサークルなどに積極的に足を運ぶ努力をしようかなと思いました。
もう少し暑さが和らいだら。。。