綺麗な6月に見る母の面影
こんにちは、食たまです。
週末は天気が良かったので、家族3人でドライブに行ってきました。
行き先は大したこと無いんですが、休憩した公園に綺麗な紫陽花が咲いていました。
30を過ぎた頃から、こういった額紫陽花の良さがわかってきました。
母が額紫陽花好きで、実家の庭にたくさん咲いていましたが、遠目に見るとスカスカで中途半端だし、近付けば雌しべと雄しべが密集していて気持ち悪いと感じていました。
それが、ある年のこの時期、急に綺麗に見え始めたのです。
密集した小さな花も可愛らしく、そこから少し距離をおいて広がるガクの清楚な感じと言うか、この疎密の変化を楽しめるようになりました。
昔、コオロギを飼っていた私に向かって、母が
「コオロギなんてゴキブリとほとんど一緒じゃん」
と言い放ったことがありましたが、その意味も20代半ばで理解しました。
やはり、成長と共に母に近づいていくんですかね。
未だにそれを素直に受け入れられず、抗いたいと思ってしまう青臭い自分も、同時に発見してします。
母に似てきたなと実感するときに、自分の成長と母との思い出を楽しめる、子供だった自分を可愛がれる、
そんな心にゆとりのある大人になりたいものです。