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親子の性格が似るメカニズムがちょっとわかった気がする。

 

こんにちは、食たまです。

 

息子には、ちょっと変わった癖があるのですが、全く誰に似たんだか。。。

 

 

息子の変わった癖

息子は、果物が大好きです。

ですから、毎食後デザートに果物を出します。

 

この果物、例えば5切れあるとすると、4切れまではバクバク食べるのですが、

最後の1切れとなる5切れ目だけは、必ず手で食べます。

 

そして、手に取ると、果物が乗っていたお皿等を全て片付け(というか、私か夫に渡すだけですが)、自分の前をスッキリさせます。

 

さて、綺麗になったところで、チマチマ食べるのです。

 

まず半分食べ、次にそのまた半分を食べ、さらにそのまた半分、、、という感じです。

「こうすれば、いつまででも食べれるー。」

と言わんばかりにご満悦です。

 

例えば、それがミカンだと、最後はほぼ薄皮のみになってしまい、私からすればとても残念な状態なんですが、

それでも嬉しそうに食べています。

 

いつからか、そんなことをするようになりました。

 

 

どこで覚えたのか

なんでこんなことをするようになったのかと、誰か変なこと教えたのかと考えましたが、

私の知る限り、息子の前でそんな食べ方をする人はいません。

 

息子は保育園に通っているわけではないので、私の知らないところで食事をするとしたら、夫と食事をするときですが、

夫は極度の出不精なので、基本的には家で二人で食べます。

 

もちろん夫はそんなことはしません。

 

これは、学習ではなく、本人が編み出した食べ方だということです。

 

 

誰に似たのか

夫方の息子のいとこに、今年小学生になる女の子がいます。

 

私が実際に目撃したわけではないですが、

義父の話によると、アイスキャンディーを30分掛けて食べるというスゴ技を持っていたそうです。

溶かさず、落とさず、30分棒に付いているそうです。

 

ちょっとずつ、ちょっとずつ落とさないように丁寧に食べるんだそうです。

 

 

また、一口ゼリーもスプーンですくって、30分掛けて食べるそうです。

一口ゼリーとは、こういうやつです。↓↓

 

間違いなく、息子の癖は父方からの遺伝だと確信しました。

 

 

夫を問いただす

というわけで、夫を問いただしたところ、夫には幼い頃に、類似の食べ方を楽しんでいたと白状しました。

 

特に酷いなと思ったのが、

「コーラのプルトップの切れ目のところに針で穴を開けて飲む」
という方法。

 

小さな穴を通るときに気が抜けて絶対美味しくないはずです。温くもりますし。

 

しかも、缶に針で穴開けるとか、何歳でそんなことしてたんだ。。。

 

 

もうしていないので、そこは良しとしましょう。

何れにしても、息子の癖は夫からの遺伝だと判明しました。

 

 

行動パターンが遺伝するメカニズム

行動が遺伝することが上記の通りわかりました。

学習だと思ってました。

 

しかし、息子も、息子のいとこも、夫もみんな各々が考えて編み出した食べ方です。

もちろん、無意識でその行動を取っているわけではありませんし、

考えた末、その行動を取っているんですよね。

 

ということは、思考パターンが一緒ということです。

そして、今回の場合、行動の共通点は「食べる時間を延ばす」ということです。

 

彼らにとって、最も大切なものは幸せの「時間」なんですね。

 

そして、たぶん、このポイントだけが遺伝していると私は推察しています。

 

 

つまり、遺伝しているものは「優先順位」です。

 

優先順位が共通であった場合、あらゆる思考の分岐点で同じ選択をし、その結果行動が同じになるんでしょうね。

 

考えて、考えて、やっと辿り着いた答えに、身近な人も既に辿り着いていたと思うと、ちょっとショックですが、

きっとそういうことなんでしょう。

親子って、そういうもんなんですね。

 

 

自分も今までの人生で色々考えてきたつもりですが、それが遺伝子にここまで支配されていたと思うと、

よく考えても、まるで思い付きのように判断しても結果は変わらないのかな。

とちょっと寂しいような感じもしてしまいます。

 

 

学習の影響はあるのか?

夫は、上記のコーラの特殊飲みを現在はしません。

その理由として考えられるのは、

  1. 人目を気にするようになった
  2. 美味しさの方が大事だと気づいた
  3. 大人になって自分で好きなだけコーラが買えるようになった(時間を引き伸ばす必要が無くなった)

などが考えられますね。

 

1だとすると、学習の気もしますが、幼少期は羞恥心が発達していないものですから、回路が年齢と共に増えただけと考えれば、それも遺伝子に組み込み済みかもしれません。

 

2も同様ですね。

味覚が年齢と共に発達しただけかもしれません。

 

3に至っては、時間は確保されているから、表に出る行動が、優先順位の2つめに移っただけで、思考回路は変わっていないということになります。

 

 

大人の行動の方が、環境より遺伝の影響を大きく受けているという話を聞いたことがあります。

大人は環境を変える力があるからだそうです。

 

例えば、脂肪分の多い食べ物が好きな子がいたとします。

しかし、親はヘルシー思考だとすると、親に育てられているうちは、脂肪の摂りすぎは防げます。

大人になったとたんに、欲望が出てきて脂肪の摂りすぎになるということがあるというのです。

 

ということは、今の夫を見ると、

コーラまとめ買いのがぶ飲み状態

確かに、コーラ飲んでいる時間はとても長いです。

ただ、時間を延ばす方法は、「少しずつ飲む」から「量を増やす」という方法に変わっています。

 

きっと、ちびちび飲みを止めたのは、仮説3の「大人になって自分で好きなだけコーラが買えるようになった」からですね。

 

 

学習の影響は小さそうです。

 

 

おわりに

息子の癖を観察して、人の行動が遺伝子に組み込まれた優先順位によって支配されていることに気づきました。

 

この優先順位は、学習や環境によってもあまり変化が無さそうです。

 

だとしたら、良く良く考えて判断したことも、直感的に判断したこともあまり違わないのかもしれません。

 

無駄に考えすぎないで、もっと素直に行動しても人生悪くないのかもしれません。