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ソ連崩壊と主婦のストレス

 

こんにちは、食たまです。

 

 

みなさんは、一般的な家庭内は共産社会だとご存じでしたでしょうか?

 

私は、全然そんなことは考えたことも無かったのですが、

以前、NHKの「オイコノミア」(もう放送終了しました。)という番組でそんなことを言っていて、そのときは「へー」とも思っていませんでした。

 

 

でも、言われてみれば、その通りで、

資本主義のように、掃除して欲しい人が掃除をした人に賃金を払うわけではなく、

家族が家族として暮らしていくために、それぞれのメンバーがそれぞれの役割を果たし、

利益は均等に分配されています。

 

会社で働いてお金を稼いでくる人も、学校へ行って勉強している人も、家で家事をする人も、

平等に同じ食事をして、お風呂に入って、暖かい布団で寝ています。

 

なるほど、これが共産社会なのか。

 

 

 

なぜ、そんなことを急に思い出したのか。

 

それは、最近私が主婦をしているからです。

 

我が家の基本型は、私が会社員、夫が主夫です。

現在育休中の私は、主婦をできるのですが、基本は夫が主婦のはずです。

 

しかし、これは、性格なのですが、

部屋が汚れてきたことに先に気付くのは私です。

朝早く起きるのも私です。

決まった時間に食事をしたいのも私です。

早く寝たいのも私です。

 

すると、掃除をするのも、ご飯を作るのも、子どもたちをお風呂に入れて寝かしつけるのも私になってしまうのです。

 

 

そして、家事をすると

「なんで夫はこんなこともしてくれないの?」

という気持ちになるのです。

 

でも、彼の中ではまだ動く時ではないのですからしかたありません。

私が彼がする前にしてしまうからいけないのです。

 

 

じゃあ、と

私が彼より鈍感になろうと努力し始めました。

 

 

お腹が空いてご飯が食べたくなったらおやつを食べる。

部屋が汚れていても知らんぷり。

子どもが1日くらいお風呂に入らなくても気にしない。

 

 

。。。

 

 

そうなんです、荒れていきました。

 

それで気付いたのです。

あ、これが共産社会かと。

 

頑張った人が損をした気持ちになり、

みんな頑張らなくなる。

そしてソ連は崩壊したのです。

 

 

この私の「夫より鈍感になろう」という考えは、あの大国をも滅ぼすほどに恐ろしい考えなのです。

 

賢い人、立派な人がたくさん集まって知恵を絞ったと思いますが、それでもソ連を支えることはできなかったのです。

 

 

それなのに、世の中に「家庭」は無数に存在しています。

これは、ひとえに家族のために頑張り続けているたくさんの主婦や主夫の皆さんのお陰だと言えるでしょう。

 

自分ばかりと不満を言うことなく働き続けてくれているのだと実感しました。

 

そりゃあ、主婦や主夫のの皆さんのストレスは大きくもなりますよね。

崩壊してもおかしくない共産社会「家庭」の歪みをほとんど一人で支えているのですから。

 

と、なんだかものすごく納得しました。

 

 

 

ちなみに「オイコノミア」では、

家庭が共産社会だけど成り立っているのは、愛があるからだ、としていました。

 

主婦や主夫のみなさんが頑張ったときに損をした気にならない理由は「愛」なんだということでしょう。

(もしくは損を甘んじて受け入れられる理由)

 

頑張った分、家族が快適になったことで満足できる、主婦や主婦の方本人からの愛と、

頑張ってくれたことに感謝する家族からの愛ですね。

 

自分で言っていて耳が痛いです。