職場のサークル活動に参加してきました。育休中のサークル運営法。
こんにちは、食たまです。
育児休業中の身ですが、職場のサークル活動に参加してきました。
サークル活動といっても、非常にルーズなもので、
月1回集まって、カードゲームやボードゲームを2時間くらいやるだけのサークルです。
育休中で、職場から離れている私には、
職場の話も聞けるし、たくさんの大人と話す貴重な機会で、とってもリフレッシュできました。
ゲームは適度に頭を使うところもいいですね。
家事、育児はルーティンワークが多いので。
ところで、このサークル、私が立ち上げたもので、育休前はずっと私が運営していました。
1回目の育休中は、私が休んだことで残念ながら活動は休止状態になってしまいました。
その反省を踏まえ対応を変えたことで、今回2回目の育休中は、こうして今でも毎月活動が続いています。
2回の育休中の対応の違いと、それで気付いたことをお話したいと思います。
1度目の育休対応:当番制
妊娠5ヶ月の安定気に入り、サークルのメンバーに妊娠をオープンにしてから、サークルの運営を当番制にしました。
毎月私がしていたことは
- 日程調整
- 場所取り
- 開催のお知らせ
- 当日の運営
くらいです。
どれも大した仕事量ではないので、誰でもできると思っていました。
ゲームサークルなので、
会の最後に負けた人を次回の当番にしました。
妊娠5ヶ月にみんなに話して、
育休に入る妊娠8ヶ月までの3ヶ月間はこれでうまく回すことができました。
しかし、私が休みに入った途端、1回、2回と立て続けに頓挫してしまいました。
その後、1回はなんとか開催されたようですが、
その後からは、頓挫どころか、発信すらなくなってしまいました。
2回目の育休対応:部長交代
前回の反省を踏まえ、今回は妊娠をオープンにすると同時に部長を退き、
ある若手に引き継いでもらいました。
引き継ぐときも、
「これをしてほしい。」
というよりは、
サークル発足の経緯や私がしていること、メンバーリストなどは伝えて、
「あとはやりたいように。」
とお願いしました。
実際、月1回でなくても、仕事終わりでなくお昼休みでもいいと思っていました。
彼のやりやすいように。
それでないと続かないと考えたのです。
結果は、冒頭の通り、
今でも月1回仕事終わりに2時間程度ゲームをするという基本形態を維持しています。
部長交代で変わったこと、変わらなかったこと
もちろん、部長交代によって変わったこともあります。
それは、良いこともあれば、少し残念なこともあります。
また、そのまま引き継いでくれたこともあります。
その内容を具体的にご紹介します。
変わらなかったこと
ちょっと触れましたが、リストにすると次の通りです。
- 活動内容(カードゲームやボードゲーム)
- 活動場所
- 活動時間
- 開催頻度
- 趣旨(部署を跨いでワイワイする)
基本形態だけでなく、趣旨が変わらずあることを心から嬉しく思っています。
新入社員から、定年退職後シニアで活躍している方まで幅広い年齢の方が集まり、
仕事と関係なく集まれる場所はそんなに多くありません。
このサークルがそんな場所になれたのは、ちょっとした私の誇りでした。
これからも、そんな活動を続けていってほしいと思っています。
変わって良かったこと
良かったことリストは次のとおりです。
- メンバーが増えた
- 若い人が参加しやすくなった
- ゲームの種類が増えた
- 会費が安くなった
私が部長だったときに、一番難しいけど一番大切だと思っていた活動が『部員の勧誘』です。
なかなか定期的に参加してくれるメンバーを見つけることは難しいものです。
でも、異動や退職などあれば、自動的に部員は減っていきます。
ですから、常に勧誘活動を行っていました。
それでもいつもカツカツだったのですが、
新しい部長は入社2年目と非常に若いこともあり、
若くて時間を融通しやすい知り合いが多かったようです。
私が部長のときにも若いメンバーは入れており、
誰の許可もなく新しい人を誘っていいというルールにはしていましたが、
やはり入社間もなく、入部間もないメンバーはなかなか友達を誘うのを躊躇してしまっていたんですね。
それが、部長が若いことで、そんな若い世代でも友達を誘いやすくなりました。
お陰でメンバーの平均年齢はかなり下がったと思います。
サークルの雰囲気も変わりました。
私にとっても既にアウェーなくらいです。
3つ目の良かった点、
ゲームの種類が増えた理由は、新部長がもともとゲームに精通している人だったためです。
今回引き継ぐに当たり、このサークルを一番大切にしてくれる人に譲りたいと考えました。
ゲームは、大人数でしかできないものや、大人数でやると楽しさが倍増するものなどもあります。
もともとゲーム好きだった新部長なら、ゲームするメンバーをたくさん集めることの難しさを知っているはずです。
そのため、このコミュニティを大切にしてくれると考え、新部長に選んだのです。
私は、
『誰でも気軽に参加できる活動』
のためだけにゲームを選んだので、
ゲームについては完全に素人でした。
友人に人狼ゲームを紹介してもらって、活動を初めたのですが、
初めて半年くらいは、
ほとんど毎月人狼ゲームとトランプしかしていませんでした。
やっぱり、もともと精通していて、たくさんのゲームを持っている方が、参加する側としてもワクワクします。
新部長を彼にして、本当に良かったと思っています。
4つ目の会費が安くなった理由は、次の項で説明します。
変わって少し残念なこと
残念なことは、次の1点だけです。
- 季節のおやつがなくなった
私が部長のときは、毎回ゲームのお供としてお菓子を買っていました。
2月ならチョコとか、3月なら桜餅など、
いつも何にしようか迷いながら季節にあったものを探しました。
たまに、メンバーが出張帰りだったりするとお土産を買ってきてくれたしますが、
部長が変わってから、おやつそのものがなくなりました。
彼にとっては、重要じゃなかったんですね。
私も、女子の端くれだなと感じた一件です。
でも、おかげでおやつ代を請求されないので、会費が安くなりました。
これは良かったことの4つ目にあげています。
ま、それでもいいかな。
まとめ
変わったこと、変わってないこと色々ありますが、
圧倒的に良いことの方が多いです。
もはや私が作ったサークルとは思えない雰囲気になったのは、サークルの成長だと感じています。
日頃、私と全く接点のない人たちがどんどん入ってきてくれて、本当に嬉しいです。
部長を譲って正解だったと思っています。
成功の秘訣
1回目の育休で完全に失敗したサークル運営が、2回目にしてこんなにもうまくいった理由は、次の2点にあると思っています。
- 責任者を置いて、任せた
- 責任者が適任だった
やはり、組織は責任者なくしては成り立たないなと実感しました。
当番でも、1回の責任者なので良いかと思いましたが駄目なんですね。
なかなか責任者をやってくれる人を見つけることは難しいですが、
組織を存続させて成長させていくためには、
自分が持ち続けず、次に引き継がなくてはいけないのだと思います。
自分から離れて、新しい人がその人の価値観で運営することで、また成長できます。
だからこそ、新しい責任者には完全に任せることも大切だと思います。
その代わり、今までの経緯や私の思いも全部伝えます。
伝えたときに、新しい責任者が共感してくれれば続けてくれますし、共感してくれなければやめます。
そして、新しい責任者が他に良いと思うことを付け足してくれます。
こうして、ブラッシュアップされるというか、やるべきことが取捨選択され、より良い組織になると思うのです。
そして、新部長に選んだ人が正解だったというのも大切なポイントです。
私が彼を選んだ理由は、
- サークルの価値を知っている
だろうと考えたからです。
一番サークルがなくなったら残念に思ってくれそうな人です。
組織の価値に共感してくれる人を探すことが大切です。
あったら良いなレベルでは駄目で、
存続のために努力してくれるくらい共感してくれる人です。
ということは、引き継ぎ前に、
誰かに共感してもらえる組織にしておく必要があります。
たぶん、もっと良い組織だったら、探さなくてもそういう人がたくさん集まってくるんだと思います。
でも、一人でもそんな人がいてくれて、
そして、その人が引き継いでくれて、私は本当に幸せ者です。
おわりに
職場にいた頃立ち上げたサークルの活動に参加してきました。
1回目の育休中に当番制にしたことで休部に追い込まれた活動ですが、
2回目の育休では、部長を交代したことで、順調に活動を続けています。
責任者を立てることの大切さ、
責任者が変わることで組織が成長していけるということ、
人に共感してもらえる活動を始めることの重要性と難しさを実感しています。
また、新しい責任者に巡り会えて、
自分の始めた活動が、自分が休んでいる間も続いていて、
私は本当に幸せです。
また来月も時間を作って遊びに行きたいと思います。